おしゃれでスタイリッシュなローベッドが気になっていませんか。ローベッドとは、マットレスまでの高さが低いベッドですが、「フロアベッド」と混同しがちでどちらも同じ?と思われがちですが、「高さが低い」という点でだけで、他は全く違うものです。
ここでは、「ローベッド」と「フロアベッド」の違いと、ローベッドのメリット・デメリットについて考えていきたいと思います。
- ローベッドとフロアベッド何が違うの?
- ローベッドの良い点
- ローベッドの悪い点
- ローベッドのおすすめの紹介
目次
1.ローベッドとフロアベッドはここが違う
2.メリット
2-1.スタイリッシュ
2-2.部屋が広く見える
2-3.子供に安心
2-4.通気性が良い
2-5.敷布団で寝れる
3.デメリット
3-1.起き上がりにくい
3-2.収納スペースがない
3-3.掃除がしにくい
3-4.ハウスダストの影響がある
4.まとめ
1.ローベッドとフロアベッドはここが違う
ローベッドもフロアベッドも一般的なベッドと比較すると「高さが低い」という共通点があります。しかしこの低いという共通点でも違いがあるのです。
ローベッドは脚があり、フロアベッドは脚がありません。ここがポイントで脚がないフロアベッドは、ローベッドよりも更に低く、ベッドのフレームを床にベタっと置くのでより低さが協調されます。
それに比べるとローベッドは脚があるので、脚の長さにもよりますが、床とベッドフレームの間に「空間」があります。ここで何が違うのか表でまとめてみたいと思います。
ベッドのタイプ | 脚がある/なし | 通気性が良い/悪い | 価格が高い/安い |
---|---|---|---|
ローベッド | ある | 良い | 高め |
フロアベッド | なし | 悪い | 安い |
ローベッドは、フロアベッドよりも使われている部材が多いので価格も若干高くなっています。どちらもスタイリッシュで、おしゃれなベッドですが、高級感はローベッドの方があります。
2.ローベッドのメリット
ローベッドは一般的なベッドよりも「低く」スタイリッシュなデザインがおしゃれで、新婚夫婦や若い世代に人気があるベッドです。ステージタイプのフレーム仕様のものならさらに高級感とおしゃれ感が増します。
ムードを大切にしたいカップルさん、新婚さんにおすすめです。しかしそんなおしゃれでかっこいいベッドにも、弱点はあります。ローベッドが気になる方は、メリットとデメリットも理解して選ぶようにしましょう。
-
- ローベッドのメリットはこの5つ
- スタイリッシュ
- 部屋が広く見える
- 子供に安心
- 通気性がよい
- 布団で寝れる
5つのメリットをそれぞれ詳しく見ていきましょう。
2-1.スタイリッシュ
ローベッドの魅力はなんと言っても「デザイン」です。スタイリッシュなデザインに一目ぼれしてローベッドを選ぶ方も少なくないでしょう。低くドンと構えたロースタイル、脚があることでよりスタイリッシュに見えるデザインは、一目ぼれしてしまう魅力があります。
ステージタイプのフレーム仕様のローベッドなら、ベッドサイドにちょっとした小物を置いたり、コーヒーカップなどを置くことが出来ます。スタイリッシュでおしゃれなデザインと空間を楽しめます。
2-2.部屋が広く見える
ロースタイルのベッドには、部屋を広く見せる効果があります。アパートやマンション、新築の家でも、家具を置く前の部屋はとても広く感じますよね。それは目線を遮るものがないからです。
ベッドや他の家具も同じで、高さが低いロースタイルにすることで、「目線を遮ることがない」効果が生まれ広く感じます。逆に目の前に高さがある家具を置くと圧迫感を感じます。
これがローベッドの特徴で、大きな家具を置いても部屋に圧迫感を与えず解放感のある部屋に見える効果があります。
2-3.子供に安心
ローベッドは一般的なベッドと比較すると、低いので「子供との添い寝」や、「家族全員で寝るベッド」、「子供部屋に使うベッド」として使う場合、子供が万が一ベッドから“転落”するようなことがあっても、高さが低いので安心です。
2-4.通気性がよい
一般的に低いスタイルのベッドは、床面とベッドフレームの間の隙間(空間)が少なく通気性が悪い傾向にありますが、脚のあるローベッドは違います。4本の脚のみでベッドフレームを支えることで、風の流れ道を確保することができます。さらに床板にすのこを使ったローベッドなら通気性は抜群です。
収納ベッドやフロアベッドと比較した場合、ローベッドは湿気がたまりにくい構造なので、カビが生えるのを抑えることができます。
2-5.敷布団で寝れる
ローベッドで「すのこ」を使っているタイプで強度がある構造のものなら、通気性もよく布団を敷いて寝ることもできます。マットレスが苦手な方や、子供と一緒に寝る場合、子供のおねしょ等の睡眠時の汚れが気になる方は、簡単に干す、買い替えられる布団がおすすめです。
また今、使っている布団をそのまま使えるのもメリットですね。

3.ローベッドのデメリット
ローベッドのメリットは「低いスタイル」ですが、この低いが弱点となる部分があります。そのデメリットもしっかり理解してベッドを購入しないと後で後悔することにも考えられます。ベッドを選ぶときは、メリットよりもデメリットを理解して選ぶ必要があります。
- ローベッドのデメリットはこの4つ
- 起き上がりにくい
- 収納スペースがない
- 掃除がにしずらい
- ハウスダストの影響がある
デメリットはベッドを選ぶ時に特に注目したいところです。この4つを見ていきましょう。
3-1.起き上がりにくい
低いスタイルのベッドは起き上がりが大変です。若くて元気な人なら問題ない起き上がりも、高齢者で体が弱ってきた方には、低い位置からの起き上りがはとてもつらく感じます。
特に腰痛やひざ痛もちの方は、起き上がる時に腰や膝関節の力が必要となるため低いローベッドはおすすめできません。
3-2.収納スペースがない
ローベッドは高さが低いためフレームの下に収納引き出しや、荷物を収納するスペースがありません。ベッドの下のデッドスペースを有効に使いたい方には向かないベッドです。
3-3.掃除がしずらい
ベッドのフレームと床に空間(隙間)がないとどうしても掃除がしずらくなります。清掃用具(掃除機)がベッドフレームの下に入らないので、マットレスを上げ、さらにすのこ床を上げて掃除することになります。ただ脚が付いたローベッドは、掃除機のような大きなものは入りませんが、ハンドクリーナーのような平たい掃除用具なら入るのでこまめに掃除するといいですね。
3-4.ハウスダストの影響がある
ハウスダストは、埃だけでなく、ダニの死骸や人の髪の毛、寝具や洋服などの繊維のくず、花粉、カビなどいろいろなものをいいますが、そのハウスダストが最も多いと言われるのが床から30cmまでの範囲です。床に近いほど「ハウスダストの影響」を受けるということになります。
ローベッドは低床スタイルなので、標準ベッドと比較すると床に近い位置で寝ることになり、ハウスダストが多い場所に近いところで寝ているということになります。
ハウスダストは、目にはほとんど見えないほど小さなものです。こんな経験はありませんか?部屋に太陽の光が入り、細かなホコリのうようなものが見えた経験。そうそれがハウスダストの正体です。
普段はなかなか肉眼で見ることができないハウスダストは、人が通るだけで空気中に舞い上がる細かなものです。
ハウスダストは掃除をすることで多くを取り除くことができます。月1回よりも、週1回、週1回よりも毎日と、掃除の頻度が多いほど、ハウスダストを減らすことができます。
定期的な掃除で部屋を綺麗に保つことで、ローベッドは、子供や赤ちゃんでも安心して使えるようになります。
4.まとめ
ローベッドは、「スタイリッシュ」、「おしゃれ」、「デザインがいい」、「子供に安心(転落)」、「部屋が広く見える」などのメリットがある反面、「起き上がりにくい」、「ハウスダストが多い位置で寝ることになる」などのデメリットがあることも分かりました。
デメリットを理解して使える方なら、これほどおしゃれで、素敵なベッドは他にないと思います。特に新婚夫婦でおしれな寝室にこだわる方、狭い部屋や、家族全員がベッドで「川に字」になって寝たいと思う方におすすめしたいベッドです。
部屋を広く見せる効果は、実物を置くとより実感できるベッドです。