すのこベッドはカビない!と思っていませんか?

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すのこベッドにはカビが生える心配がない、そう思っていませんか。確かにすのこベッドは通常のベッドと比較するとカビ防止効果があります。

しかし「カビが生えない」というのは間違いです。すのこベッドならカビの心配が少なくなるという点で優れているので勘違いしてしまう場合があります。

ここではそんなメリットを持つすのこベッドはなぜカビが生えるのを減らせるのか、またどのような木材がすのこにいいのかも含め、すのこについて詳しく考えていきたいと思います。

目次

すのこベッドとは

すのこベッドってよく耳にするけど、どのような形状のベッドなのかご存知ですか。ベッドに限らず「すのこ」を使った生活用品は他にもあります。

押し入れすのこ、風呂で使うすのこなど。湿気の多い日本の気候で生まれた「すのこ」は湿気や結露の防止対策に役立ちます。

すのこはいろいろと種類がありますが、基本は木材を使い作られています。太目の角材を主材とし、その上に薄い板状の木材を一定間隔で隙間を空けて固定したものをいいます。

 

すのこベッドにカビが生えにくい理由

1枚ものの板と違い、すのこ特有の形状、薄い板と板にはすき間があり、そのすき間に風が流れる通り道ができる。

すのこは「通気性」がよくなり、結果、カビの発生源となる湿気がたまりにくい構造となる。

1枚ものの板では湿気が溜まりやすく、その部分からカビが生えてしまう結果となりますが、湿気が溜まりやすくなる1枚物の板とは逆に、すのこを使うことによって湿気を逃がしてくれます。
[voice icon="https://bedselect.jp/wp-content/uploads/2017/04/hatena.png" name="ハテナちゃん" type="r line big"]風が抜ける道が必要なんだね。湿気をためないようにしなちゃ。[/voice]

この原理を利用した「すのこベッド」では、睡眠中の寝汗や、室内にこもる湿気を床に向かって逃がし分散しくれる効果があります。

すのこベッドならマットレスにカビが生えるのを防止する働きをしてくれるのです。

 

すのこはカビないと思わないで

しかし注意してほしいのが「すのこベッドだからカビない」と思ってしまうことです。これは間違いです。

いくら通気性にすぐれたすのこベッドだからと言って全く「カビが発生しない」ということはありません。部屋の状態やベッドのお手入れ状態が悪いとカビは生えてしまいます。

カビの発生は、部屋だけでなく、家屋の構造による違いもあります。

通気性のよい自然素材(無垢木材は調湿作用があり、空気中の水分を吸収、放出をし切り返し湿度の調整をする)でできた家とは違い、気密性の高い家では結露が発生しやすい傾向にあります。

暖房、冷房効率の良い気密性の高い現代の住宅では24時間換気などのシステムを多くの家屋で利用していますが、それでも結露の発生に悩むご家庭は多くあります。

このように、住宅の環境でも違いがあるので「カビが発生しない」という万能なものはありません。

また一人暮らしや子供の部屋など狭いスペースでは、ベッド周辺に他の家具や物を置くことで、すのこベッドを使っていても、風の通り道がすくなくなるので、カビが発生しやすい環境となります。

[voice icon="https://bedselect.jp/wp-content/uploads/2017/04/hatena.png" name="ハテナちゃん" type="r line big"]私の部屋は狭いから注意が必要ね。掃除は苦手だけど、カビは嫌だから掃除をがんばる。[/voice]

どのようなベッドでも定期的な簡単なお手入れが必要となります。

 

カビ防止!ベッドのお手入れ方法

カビは見た目が悪いだけでなく人体にも悪影響を及ぼすものがあります。私たちの住居でよく目にするのが、湿気の多い場所の壁や、浴室やキッチンで見かける「クロカビ」です。

このカビは皮膚病の原因になると言われているので注意したいですね。
[voice icon="https://bedselect.jp/wp-content/uploads/2017/04/hakase.png" name="ベッド博士" type="l line big"]子供がいるご家庭ではカビには特に注意しよう。すでにカビがあるなら取り除こう。[/voice]

他にも感染症引き起こすこともあるのでカビを「発生させない」、「放置しておかない」この2つの対策が必要です。

ベッドのカビを防止するには以下の8つの内できることを一つでも多く実施しましょう。

[aside type="normal"]

  1. ベッドを新調するならすのこ仕様がおすすめ
  2. ベッドは壁から少し離して置く
  3. シーツはこまめに洗濯・交換する
  4. 布団を干す
  5. マットレスに風をあてる
  6. すのこをの手入れをする
  7. 加湿器はできるだけ使わない
  8. 洗濯物の部屋干しは避ける

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それぞれのカビ対策を簡単に説明していきたいと思います。

 

新しくベッを購入するならすのこベッドがおすすめ

今使っているベッドがある方は、できるだけ2~8の対策を一つでも多く始めましょう。特に注意したいベッドはロータイプのフロアベッドや引き出し収納が付いたチェストベッドなどです。

ベッド下に風の流れるスペースが少ないベッドは特に要注意です。

これからベッドを新調しようと考えている方で「カビ」が気になる方はすのこベッドをおすすめします。

しかしベッドはいろいろな使い勝手のよいタイプのベッドがあるので「すのこベッド」だけに限定する必要はありません。

ポピュラーなベッドでもすのこ板仕様のベッドを探せばいくらでもあるのでベッドを選ぶときに、フレーム形状や床板も確認して考えましょう。

【天然木桐すのこ 6本の脚が支える頑丈タイプ】
【3段階高さ調節 耐荷重:約200kg 総ヒノキ 無塗装 ナチュラル】
【高さ3WAY調節 脚付き 天然木 耐久性抜群 通気性よく 耐荷重250kg】

 

ベッドは壁から少し離して置く

ベッドの置き方を少し考えるだけで湿気のたまりやすい場所に風の流れる道ができます。

ベッドは壁にピッタリとくっつけている方も多いと思いますが、壁から10cm、15cm離して置くだけでも寝室の通気性がよくなりますので、今ベッドを壁に付けて置いている方はこの対策を実施してみましょう。

スペースの狭い、一人暮らしのワンルーム、子どもの6畳ほどの部屋は、ベッドを壁につけて配置することが多いので、最低でも5cm離してカビ対策をしましょう。

 

シーツはこまめに洗濯・交換する

睡眠一回でコップ1杯の寝汗をかくと言われています。寝汗で敷き布団や掛け布団のシーツは汗が染みこんでいると言っても大げさではありません。

これを何か月も放置しておくと衛生面でよくないばかりか、ダニやカビの発生を促すことにもなります。

シーツ類は月に数度は洗濯をする方がいいでしよう。また寝汗を吸収してくれるカバー類を使うのもおすすめです。

 

布団を干す

万年床という言葉を時折耳にしますが、寝具にとってはよくありません。寝汗や湿気でジメジメした布団はカビを誘発させます。

天気のよい日に布団を干すことで、布団が乾燥し、ダニやカビ菌を死滅させる効果が期待できます。また布団を干すとふかふかになり寝ていても心地いいですね。

一番の目的はカビが発生しない布団環境「乾燥した状態」です。乾燥した寝具にはカビは発生しません。

 

マットレスに風をあてる

天気のいい日は部屋の窓を開け、マットレスを上げて壁などに立てかけて干すのがカビを発生させないポイントです。

自然の風をマットレスにあててマットレスにたまった湿気を逃がしてあげるだけの簡単なお手入れです。これを定期的に行うだけで、マットレスを長持ちさせることができます。

マットレスは放置していてカビが発生しても洗うことができないので、お手入れは欠かせません。

 

すのこをの手入れをする

すのこの手入れは簡単です。マットレスを上げたついでに床板のすのこを外すだけです。外した床板のすのこを壁などに立てかけて部屋干ししておくだけで効果があります。

木材も無垢材の檜や桐なら自呼吸をするのでいいのですが、一般に多く使われる合板などでは放置しておくとカビが生えることもあるので注意しましょう。

マットレスもすのこも上げたら、ついでに普段掃除ができないベッドの下のほこりなどの掃除をして清潔に保ち、ダニやカビの発生を防止しましょう。

 

加湿器はできるだけ使わない

喉のために寝室で加湿器を使う方もおられると思います。しかし加湿器は湿度を上げるもので、寝室に湿気をばらまいているようなものなので、冬場の空気が乾燥したときの使用などに限定する方がいいかもしれません。

しかし身体の健康維持に加湿器を必要とする場合は無理に使用をやめることはありません。

出かける前などに部屋のドアを開けておくなどして、部屋の湿気を拡散しておけばいいでしょう。

 

洗濯物の部屋干しは避ける

洗濯物のような水分を部屋に持ち込むものは寝具にとってよくありません。水分は湿気を高くさせるので注意が必要です。

特に冬場に部屋干しをすると窓の結露が発生しやすくなります。どうしても部屋干しが必要な場合は寝室はさけた方がいいですね。

ベッド周辺のお手入れについてはこちらの記事も参考に。
[kanren postid="3069"]

 

すのこに適した木材の種類と効果

すのこベッドにはいろいろな種類があります。「すのこベッド」と呼べる本格的なものから「すのこ仕様」と呼ばれる簡易的なすのこまで様々です。

すのこは本来、太い角材に薄い板を打ち込んだもので、使われる木材にも檜や桐の無垢材を使った本格的なものがあります。

ここでは「すのこ仕様」のベッドではなく「すのこ」ベッドに使われる木材について少し話してみたいと思います。

すのこに適した木材2つの効果を見ていきたいと思います。
[box class="yellow_box" title="すのこならこの木材"]

  1. 桐(キリ)
  2. 檜(ヒノキ)

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桐(キリ)すのこ

桐は昔からタンスにも使われる、吸湿性がよい木材で、無垢材も持つ自然の力があります。

吸湿性に優れた桐は、水分を吸収、放出を繰り返して自分で湿度を調整するので、すのこベッドに使われることが多い木材です。

 

檜(ヒノキ)すのこ

檜は強度が強い木材で有名です。また温泉旅館などで風呂の浴槽にも使われる木で、檜風呂としても知られる湿気に強い名木です。

檜風呂に入るとその木の香りに癒された経験をした方もたくさんおられると思います。

お寺や神社を建てるときに使われる木材でもあり、その強度と湿気に強い檜はすのこベッドに適している木材です。

すのこの木材についてもっと詳しく知りたい方はこちらも参考に。
[kanren postid="272"]

 

まとめ

すのこベッドは全くカビないというものではありませんが、カビが発生を防止効果があります。

特に桐や檜の無垢材を使った「すのこベッド」はカビの予防効果が高いので、カビが気になる方には無垢材を使ったすのこベッドがおすすめです。

しかしどのようなベッドでもお手入れが必要となります。一つでもできることを実施して人体によくない「カビ」の発生を予防して清潔な寝室、ベッドで心地よく眠りたいですね。

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