電動の折りたたみベッドが気になっていませんか。
・自力での起き上がりがつらい方
・高齢の方
には電動のパワーで背もたれがリクライニングする機構はありがたい装備です。
自宅での介護用にも便利で、特に折りたためるタイプは場所も取らず片づけることもできます。
そんな折りたたみ電動ベッドのメリット・デメリットを考えていきたいと思います。
- 折りたたみ電動ベッドの特徴
- 良い点・悪い点
- 降りたたみ電動ベッドのおすすめを紹介
折りたたみ電動ベッドとは
折りたたみ式の電動ベッドは、電動で背もたれと脚の部分が「連動またはそれぞれ分割で動く」ベッド。
自分の好みに背もたれが動かせるので
・ベッドの上で読書したり
・横にテーブルを置いて
ソファのように使ったりもできます。
また高齢者の方の寝起きにも優しく
・腰痛・ひざ痛を抱える方
・寝たきりの方
の介護用にも使えるベッドです。
メリット
折りたたみ式だからできるメリット、電動リクライニングだからこそのメリットを5つ紹介してみたいと思います。
- 電動の力で起き上がれる
- 通気性がいいので湿気対策になる
- お手入れ、掃除が簡単
- 一時的な住まいにも便利
- 自動車(ワンBOXカー)などに乗せられる(持ち運びができる)
それぞれどのような利点があるのか見ていきましょう。
電動の力で起き上がれる
電動ベッドの一番のポイントは、電動の力で簡単に背もたれが動かせることです。
力の弱ってきた高齢者の方や、腰痛・ひざ痛の方が、布団に寝ようとしたときの、ひざを曲げる関節の痛み、起き上がるときの腰への負担による痛みは、「腰痛・ひざ痛」を抱える方のみ知るものです。
そんな寝起きの痛みを和らげてくれるのが電動ベッドです。
スイッチ一つで自力を使わず起こしてくれるので、ベッドからの起き上がりが「楽」に行えるのでとても役立ちます。
電動ベッドは高齢者の方だけでなく、年齢に関係なく使えます。
狭いスペースの部屋、ソファなどの家具が置けない場所なら、ベッドをリクライニングさせ、ソファのようにもたれてくつろぐこともできます。
読書やテレビ鑑賞なども楽しめるのがリクライニングベッドです。
通気性がいいので湿気対策になる
布団で寝ていると布団と畳の間に「湿気」がこもりやすく、敷いた布団の下はカビが発生する原因となります。
これは通気性の悪いベッドも同じです。
ベッドなら
・収納ベッドや
・ロータイプのベッド
は同じような状況が考えられます。
要は「風」の通り道がないことが原因です。
これが折りたたみベッドでは、床から十分な高さがあること、スチールでできたフレームは木製で例えるなら「すのこと同じような構造」なので通気性がいいのが特徴です。
固定した位置に置くベッドとは違い、折りたたみができるベッドはキャスターが付いているので移動も簡単です。
マットレスを上げた状態で止めておけば、マットレスを干す(部屋の窓を開けて風を通す)ことで湿気を逃がし、カビの発生を抑えることができます。
お手入れ、掃除が簡単
折りたたみができる電動ベッドは、お手入れが簡単です。
一般的なベッドのように重いベッドのフレームもなく、マットレスも一体式なので移動も簡単、ベッドの下の掃除が手軽にできるから、いつも清潔に保つことができる利点があります。
一時的な住まいにも便利
一時的な住まい、例えば1年~3年くらいの短期間、ワンルームや賃貸マンションなどで住むときに使うこともできます。
狭い部屋では、折りたためるベッドはスペースを有効利用できるので、とても便利です。
自動車(ワンボックスカー)などに乗せられる(持ち運びができる)
大きなベッドも折りたたみ式なら「画像」のようにとても小さくできます。
大きな荷台スペースが確保できるワンボックスカーならベッドを丸ごと乗せて移動なんてこともできてしまいます。
現実的ではありませんが、友人宅に泊まりに行くときにベッドを持参、そんなことも可能になります。
自動車に乗せられるベッドなら引っ越しのときも自分で運ぶことができますね。
デメリット
電動ベッドの構造上、どうしても仕方ないデメリットがあります。
ベッドの構造を理解し、デメリットを知っておくことで、その弱点とうまく付き合うことができます。
- マットレスが交換できない
- 一般的なベッドと比較すると寝心地が劣る
- キャスターが付いているので床や畳に傷が付く可能性がある
- ベッドのデザインに限界がある
- 安定性と強度に不安がある
それぞれの弱点を見ていきましょう。
マットレスが交換できない
マットレスが電動で動くベッドは特殊な構造になっている(マットレス一体型)ので、寝心地が合わなかったり、マットレスにへたりが出てきても取り換えることができません。
マットレスがだめになったら処分するしかありません。
マットレスがすぐにダメになることはないからそれほど気にすることはないけど、低反発や高反発のマットレスがあるから好みのものを選んでね。
一般的なベッドと比較すると寝心地が劣る
一般的に電動リクライニングベッドは、機能面が優先で設計されているので、寝心地は後回しのものが多いです。
寝心地が最悪レベルかというとそうではありませんが、一般的なベッドに使われるマットレスのイメージで購入すると「寝心地が悪い」と感じる可能性が高いです。
最近では、一般的なベッドと同等のマットレスを採用している電動ベッドも販売されています。
そのようなベッドはマットレスも
・ボンネコイル
・ポケットコイル
から選択できるようになったものがあるので、寝心地も求める方は自分好みのマットレスが選択できるタイプを購入しましょう。
キャスターが付いているので床や畳に傷が付く可能性がある
電動リクライニングするタイプでも、折りたたみ式ベッドにはキャスターが付いています。
このキャスターが床(フローリング)の上で移動すると傷が付くことがあるので、ベッドを移動させるときは注意したいですね。
また畳の上では、同じ場所で使っているとベッドの重みで、畳に凹む跡が付くことがあります。
ベッドのデザインに限界がある
電動ベッド、折りたたみ式ベッド。どちらもベッドのデザインに影響する構造を持ちます。
電動で動くマットレス、半分に折りたためる構造のベッド、この構造から一般的なベッドのようなデザインに優れたフレーム構造にすることができません。
中には電動ベッド(折りたたみ式でない)でも木製のフレーム枠に電動ベッドを組み込んだものもありますが、それでもクリアできない壁があります。
電動ベッドはデザインよりも機能面を優先したい方におすすめのベッドです。
安定性と強度に不安がる
折りたたみ式ベッドは、コンパクトに折りたたんで移動することを前提に考えられたベッドです。
比較的力の弱い女性でも
- 簡単に折りたたみができること
- 簡単に移動ができること
を前提に設計されており、ベッドを軽くするために軽量化が図られています。
軽量化により、強度では少し不安があります。
寝ることに対しての強度は確保されています。
極端な例ですが、子供が折りたたみベッドの上に乗り、マットレスの上でジャンプする、こような例は非常に危険が伴います。
また高さもそこそこあるので安定性にも劣り、ベッドに寝るときしみ音がするものもあるので購入するときは強度にも注意したいですね。
電動ベッドのおすすめ紹介
電動ベッドのマットレスには
・低反発のマットレス
・高反発のマットレス
があります。
どちらがいいのかは使う方の好みや体格、体重、身体の体調にもよります。
低反発と高反発のマットレスを表で見ると以下のように分類できます。
どちらもメリット・デメリットがあります。
寝心地を左右するマットレスはよく考えて選ぶ必要があります。
種類 | 低反発 | 高反発 |
---|---|---|
硬さ | 柔らかめ | 硬め |
寝心地 | 体が沈むため 寝返りがしずらい |
体が沈みにくく 寝返りがしやすい |
強度 | へたりに弱い | へたりに強い |
反発力 | 弱い | 強い |
- 低反発のメリット
適度に沈み込むため寝心地がよく感じる - 低反発のデメリット
耐久性が劣る
寝返りがしずらい
- 高反発のメリット
耐久性に優れている
寝返りがしやすい - 高反発のデメリット
硬くて寝心地が悪く感じる方がいます
体重が軽い方は高反発のマットレスで寝ると沈み込む量が少なく硬くて寝れないという方も多いと思います。
しかし高反発マットレスは寝返りが打ちやすいので腰痛の方にはおすすめです。
低反発マットレス電動ベッドのおすすめ
高反発マットレスの電動ベッドのおすすめ
まとめ
折りたたみ式の電動ベッドは
・腰痛
・ひざ痛
・身体が不自由な方
にはとても利便性の高いベッドです。
基本的には広い部屋がある方、体力的にも問題のない方には、必要としないベッドです。
電動のリクライニングは、起き上がりをサポートしてくれる機能、折りたためる構造は、狭い部屋を有効に使える機能として認識しておきましょう。
折りたたみができること、電動で動くリクライニング機構のメリットは大きな日常生活の助けになります。
そんなメリットと引き換えに電動ベッドにはデメリットもあることをよく理解しておきましょう。