布団とベッドあなたはどっち派でしょうか?
生まれ育ったライフスタイルでどちらが好みか違ってくる部分が大きいですが、いろいろな事情から今、布団にするべきかそれともベッドの方がいいのか、一体どっちがいいのだろうと悩んでいませんか。
そんな悩めるあなたに代わって「布団」と「ベッド」のメリット・デメリットを比較して見たいと思います。
ベッドと布団こんな疑問
今まで和室に布団を敷いて寝ていた高齢の方がベッドに変えたら寝起きは楽になるのかな?どうなんだろう。
逆にベッドで寝ていた方が一人暮らしを期に、布団にしてみようと思うけど寝心地はどうなんだろう。
それぞれのライフスタイルや、体調の変化などいろいろな理由から布団とベッドどっちがいいのだろうと考えることがあると思います。
そんな変化点にきているあなたの疑問、布団とベッドどっちがいいのか考えていきます。
布団なのかベッドなのか比較
日本の生活スタイルと言えば「布団」。
しかし今や西洋スタイルのベッドを利用している人口の方が多いのではないかと思うくらいベッドは、私達の生活の中に溶け込んでいます。
それでも畳で布団が落ち着くという方は少なくありません。和室も時代とともに変化し「和風モダン」と呼ばれる現代風にアレンジされたお洒落な和の空間も増えています。
そんな和室文化も根強く、「畳に布団を敷いて寝るのが好き」「落ち着く」という方も多いものです。
一つの家庭内でもおじいちゃん、おばあちゃんは和室で布団。お父さん、お母さん、子供はベッド。そんなご家庭も多いのではないかと思います。
しかしこれはほんの一例なので、実際の比率は分かりません。
布団には布団のよいところがあり、ベッドにはベッドのよいところがあります。もちろんその逆、デメリットもあります。
ここでは「布団のメリット・デメリット」、「ベッドのメリット・デメリット」を考えどちらがいいのか、どのような環境の人に合うのか布団とベッドを比較して見たいと思います。
[voice icon="https://bedselect.jp/wp-content/uploads/2017/04/hatena.png" name="ハテナちゃん" type="r line"]ねぇねぇ!博士はベッドか布団かどっち派?[/voice]
[voice icon="https://bedselect.jp/wp-content/uploads/2017/04/hakase.png" name="ベッド博士" type="l"]僕はベッド派だね。実は布団で寝た経験がほとんどないんだ。修学旅行の民宿で布団で寝た思い出があるけど、なかなか寝付けなかったのを思い出すよ。[/voice]
[voice icon="https://bedselect.jp/wp-content/uploads/2017/04/hatena.png" name="ハテナちゃん" type="r line"]それ分る~!ハテナも布団は無理かも。[/voice]
[voice icon="https://bedselect.jp/wp-content/uploads/2017/04/hakase.png" name="ベッド博士" type="l"]でも布団にもいいところはたくさんあるんだよ。要は使う方に合った寝床を選ぶのが一番いいんだ。[/voice]
布団を敷いて寝る
布団を敷いて寝るなら和室、畳の上が昔ながらのスタイルですが、畳ではなくフローリングの床に布団を敷いて寝る方もいます。
しかしフローリングの床に布団を敷いて寝る場合は注意が必要です。
和室で寝る場合は「畳」ですが、この畳には調湿効果があり湿気が多いと水分を吸収し、逆に乾燥していると水分を排湿してくれる機能を持ちます。
しかし床(フローリング)にはそのような機能がないので湿気による「カビ」が生えやすい環境となるのです。
[aside type="warning"]フローリングに布団を敷いて寝るときは「すのこ」などを置いてその上に布団を敷くことをおすすめします。[/aside]
布団で寝る環境を畳の部屋と考えてメリット・デメリットを考えていきたいと思います。
布団のメリット
布団で寝ることで得られるメリットは以下の4つ
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- 睡眠スペースが自由
- 布団がズレない落ちない
- ベッドから落ちる心配がない
- 天気のいい日に布団が干せる
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布団のメリットについて詳しく見ていきましょう。
睡眠スペースが自由
布団の一番のメリットと言える「睡眠スペースが自由」これは、ベッドのように配置を決める必要がない布団だけのメリットです。
部屋の空いたスペースならどこでも好きな場所に布団を敷くことができます。
ワンルームを例で見ると、狭い4.5畳の部屋にベッドを置いた場合、空きスペースはほとんどないでしょう。
しかしこのような狭い部屋ではベッドは置かず、布団にすることで寝るとき以外は布団を押し入れに片づけておけば、部屋のスペースを有効に使うことができます。
また寝る場所を自由に決めることができる布団なら、冬場は窓際で寝ると寒いので壁側へ移動、夏場になれば涼しい窓際に寝るなど自由自在にできるのが布団のよいところです。
布団がズレ落ちない
寝相が悪かったり、寝返りなどでベッドから掛け布団がズレ落ちる、こんな事例は多いものです。寝相が悪い人なら毎日経験する布団のズレ落ち。
夏場ならいいのですが、冬場では寒くて目が覚めることが何度も。しかし布団で寝ていると布団が落ちることはありませんね。
このような点で考えると寝ているときによく動く子供に布団はおすすめです。
[voice icon="https://bedselect.jp/wp-content/uploads/2017/04/hatena.png" name="ハテナちゃん" type="r line"]私って寝相が悪いのかな。掛け布団が床に落ちていることがよくあるの(T_T)[/voice]
ベッドから落ちる心配がない
布団がズレ落ちるより困るのがベッドからの転落です。人は寝ている間に一晩で20~30回の寝返りをすると言われています。
何度も寝返りするうちにベッドから落ちることも考えられます。ベッドは特に小さな子供は注意したいですね。
布団で寝ていれば、布団からはみ出しても落ちることはないので安全ですね。
[voice icon="https://bedselect.jp/wp-content/uploads/2017/04/hatena.png" name="ハテナちゃん" type="r line big"]布団はやっぱり子供にいいのね。落ちる心配がないから安心よね。[/voice]
天気のいい日に布団が干せる
布団なら天気のいい日に布団を外に出して天日干しができます。太陽の光をたっぷり浴びた布団はふかふかで「太陽の匂い」が心地いいでよね。
生命の源「太陽」の力はやっぱりスゴイ。
[voice icon="https://bedselect.jp/wp-content/uploads/2017/04/hakase.png" name="ベッド博士" type="l"]私たちは睡眠中にコップ一杯の汗をかくと言われています。天然の乾燥器、太陽のパワーなら汗による水分も飛ばしてくれます。また太陽の紫外線で殺菌&消臭効果も期待できます。※天日干しの後に布団掃除機や普通の掃除機で布団に付着しているダニの死骸などを吸い取るとベストですね。[/voice]
布団のデメリット
布団のデメリットは以下の4つ
[aside type="normal"]
- 床から30cm以内はハウスダストが多い
- 布団の上げ下げ(出し入れ)が必要
- 布団の収納場所が必要
- せんべい布団になってしまう
[/aside]
それぞれ詳しく見ていきます。
床から30cm以内はハウスダストが多い
布団を敷いて寝ると最もハウスダストが多い範囲で寝ることになります。アレルギー体質、喘息、鼻炎の方は注意が必要です。
また赤ちゃんとの添い寝に布団を使われる方もハウスダストに注意したいですね。
[aside type="normal"] ハウスダストは、小さな埃です。ダニの死骸や虫の糞、花粉や繊維のクズなど目には見えないほどの細かなものです。
布団で寝る場合は、布団を敷きっぱなしにしないようにしたいですね。またこまめな掃除をしてハウスダストを最小限に抑えましょう。[/aside]
布団の敷きっぱなし、掃除が苦手な方には布団は向かないので注意しましょう。特に子供が布団で寝るなら定期的な掃除をしてハウスダストを減らしましょう。
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布団の上げ下げ(出し入れ)が必要
布団でいちばん面倒なのが寝るときに布団を出して敷く、また起きたときに布団を片づける。これを毎日するのはなかなか大変です。
慣れた方でも億劫になるこの作業。特に高齢者の方や腰痛の方にはつらいですね。
どんなに疲れていても、お酒を飲んで酔っ払って帰ってきても寝るときには布団を出さなければなりません。
[aside type="warning"]面倒だからと布団を敷きっぱなしにすると「湿気」が溜まり「カビ」生える原因になるので必ず布団を上げるようにしましょう。[/aside]
布団の収納場所が必要
布団の場合、毎日の上げ下げが必要ですが、その布団をしまう収納が必要です。
一般的な住宅なら収納も備わっていてそれほど困ることがないのですが、賃貸のワンルームや1Kなどでは押し入れやクローゼットなどの収納が小さいことが多いので布団がしまえないこともあります。
[aside type="normal"]布団を入れるスペースがないワンルームなどでは、いろいろなことを考えるとベッドの方がおすすめです。[/aside]
先にも伝えた通り敷きっぱなし(衛生上)や、半分に折りたたんで部屋の片隅(見た目に悪い)に置いておくのもよくありません。
せんべい布団になってしまう
敷き布団は長期の使用により、ふかふか感がなくなってしまいぺったんこの「せんべい布団」になってしまします。
ベッドのマットレスのようにローテーションができないので、ヘタリが早い分、寝心地が悪くなると敷き布団の買い替えが必要になります。
フローリングで布団を使うなら湿気を逃がして布団を守る「すのこ」が必須。
ベッドで寝る
ベッドで一度寝ると布団で寝るのが苦痛になることもあるほど、ベッドに使われるマットレスの寝心地が気持ちよく感じます。
また部屋をおしゃれなインテリアにコーディネイトしたいならベッドがおすすめです。
豊富なデザインで好みのテイストを選んでコーディネイトできるだけでなく、収納や照明、棚、コンセントなどを備えたベッドなど便利な機能がいっぱい。
現代人にはなくてはならないと言えるほどの充実したベッドは老若男女問わず人気です。
[voice icon="https://bedselect.jp/wp-content/uploads/2017/04/hatena.png" name="ハテナちゃん" type="r line"]私のベッドは可愛いカントリー調ベッドなんだよ。しかも収納が付いたチェストベッド!(^^)!これが便利なんだ。[/voice]
ベッドのメリット
[aside type="normal"]
- 布団の上げ下げが不要
- 起き上がりが楽にできる
- ハウスダスト対策になる
- 好きなデザインのベッドが選べる
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それぞれ4つのメリットを詳しく見ていきましょう。
布団の上げ下げが不要
ベッドでは一般的にマットレスを使います。布団のように毎日の布団の上げ下げが必要ありません。
マットレスはベッドのフレームの床板の上に乗せるため、ある程度の通気性があります。
また最近では「すのこ床」仕様のものが多く通気性のことを考えたベッドフレームを多くのメーカーが採用しています。
布団のように床に直接布団を敷くことがないので「カビ」が生えにくいので安心です。
[aside type="warning"]マットレスでも長期間放置していると湿気が溜まり、カビが生えることもあります。特に収納ベッドや高さの低いフロアベッドなど通気性の悪いベッドは注意が必要。
定期的に部屋の中でマットレスを立てかけて風を通してあげましょう。[/aside]
起き上がりが楽にできる
布団では辛い起き上がりもベッドなら楽ちんです。身体を横にズラしてマットレスに腰かけるようにしてベッドから降りるだけ。
布団で寝ていて起き上がりが辛い高齢者の方や腰痛、ひざ痛もちの方にはだんぜんベッドがおすすめです。
[voice icon="https://bedselect.jp/wp-content/uploads/2017/04/hakase.png" name="ベッド博士" type="l line big"]高齢者の方は布団で寝るイメージがありますが、身体が衰えてくるほどベッドの方おすすめです。[/voice]
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ハウスダスト対策になる
ベッドならある程度の高さがあるのでハウスダストが最も多い床から30cm以外の位置で寝ることになります。
アレルギー体質の方には標準な高さ以上のベッドがおすすめ。
ハウスダストで考えるとベッドは子供におすすめになります。
[aside type="normal"]ベッドでも高さが低いフロアベッド、ローベッドは床に近いのでハウスダストが多い範囲に近い場所で寝ることになります。
※フロアベッド、ローベッドでも高さがいろいろあるので全てではありません。 [/aside]
[kanren postid="380,1825"]
好きなデザインのベッドが選べる
ベッドの魅力はフレームやテイストが選べること。おしゃれな部屋にこだわるなら断然ベッドがおすすめです。
ベッドフレームなら木製、レザー、ファブリック、パイプベッドなど。
またテイストでは、北欧風、カントリー調、モダンテイストなど、またタイプでは、ローベッド、すのこベッド、畳ベッド、チェストベッドなど、色も黒、白、茶、赤などベッドは多種多様です。
あなたのライフスタイルに合わせて選べるので、どれにしょうかと選んでるだけでも楽しくなります。
ベッドのデメリット
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- ベッドの置き場所が必要
- 埃が溜まりやすい
- 布団がズレ落ちる
- 干したり洗ったりできない
- 移動が大変
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この5つのデメリットを見ていきましょう。
ベッドの置き場所が必要
ベッドは家具の中でもいちばん大きく場所を必要とする家具です。
広い部屋なら特に何も考えることもありませんが、子供部屋やワンルーム、1Kなどの狭い部屋ではベッドを配置すると部屋のフリースペースがわずかとなります。
4畳半程度の部屋になるとベッドと机を置くだけで目いっぱいになることも。あまりにも狭い部屋では片づけることができる布団の方がおすすめです。
ほこりが溜まりやすい
ベッドは配置すると、ほとんど移動をすることがありません。ベッドの壁際には、ほこりが、がっつりと溜まることになります。
特に木製ベッドなどの重いベッドフレームでは、配置してから一度も移動をしたことがないというご家庭も少なくありません。
しかし長期間埃を溜めると、湿気+埃でカビが生えやすい環境になってしまします。
[aside type="normal"] 定期的にマットレスと床板を上げてベッドの下の掃除をしましょう。掃除機やハンドクリーナーでこまめに埃を取り除いて清潔に保ちたいですね。寝具は繊維くずがたくさん出ます。特に冬場の毛布は細かな埃がでます。[/aside]
布団がズレ落ちる
ベッドは床からそこそこの高さがあるため、寝ている間に布団が床に落ちていた。
よく寝返りする子供は特に布団のズレ落ちが頻繁にあります。大人でも寝相の悪い方ならよくあることです。
ベッドで寝たいけど、布団のズレ落ちに悩む方には、高さが低いフロアベッド、ローベッドがおすすめ。
干したり洗ったりできない
布団のように天気が良くても外にだしてマットレスを干すことができません。マットレスは洗うこともできないので清潔好きの方はシーツをこまめに取り換えましょう。
[aside type="normal"] マットレスは天気のいい日に立てかけて、部屋の窓を開け風を取り入れて乾燥させましょう。そうすることでマットレスに溜まった湿気を逃がすことができます。[/aside]
ベッドでもマットレスではなく布団を敷いて使えるベッドもあります。またベッドで布団が干せるベッドもあるので、ご自身の好みに合わせて選ぶことも可能です。
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移動が大変
ベッドは基本重いです。部屋の模様替えや、部屋から部屋へのベッドの移動は簡単にはできません。
引きずるとフローリングにキズを付けてしますので注意して下さい。ベッドでも比較的移動が簡単にできるのは、軽量なパイプベッド、脚付きマットレスです。
ベッドは木製フレームを使ったものが大半です。丈夫で長持ちしますが、思いデメリットがあります。ライフスタイルに合わせてベッドフレームを選びましょう。
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まとめ
布団とベッド、どちらが気に入りましたか。布団は「和スタイル」、ベッドは「洋スタイル」それぞれにいいところ、不満点があります。
高齢者の方、腰痛、ひざ痛の方には布団の上げ下げも必要がなく、起き上がりが楽な布団がおすすめです。
日々の生活を楽に過ごせるように生活スタイルを変更すると人生がもっと豊かに楽しくなります。
また賃貸ワンルームなどで生活する方で「短期間」なら引っ越しのことなどいろいろなことを考えると布団の方が楽かも知れません。
例えばベッドと布団の中間はないのかな?と考えた場合「すのこ板」を購入して布団を敷いて寝るのもいいですね。
寝るだけの部屋とおしゃれにコーディネイトしたい部屋では全く違うものです。
自分の部屋をどのようにしたいのかも含め、それぞれのメリット・デメリットを視野に入れて「ベッド」か「布団」にするか選びましょう。