ベッドの大きさ・寸法はベッドを選ぶときの重要なスペックです。一人用なら「シングルベッド」、二人用のベッドだから「ダブルベッド」のような選び方をしていないでしょうか。決して間違いではありませんが、実際に二人で寝てみると狭すぎる、一人では大きすぎるなど、思っていたサイズと大きく違うと感じる場合があります。
ベッドのフレームやマットレスも、メーカーやタイプによって寸法の違いがあります。ここではベッド選びで考える必要がある体格、寝る人数などと関わりのあるベッドの大きさ・寸法について考えていきたいと思います。
ベッドの大きさ・寸法の基本サイズについて
ベッドを選ぶときに確認する寸法一覧表は、このサイズ(幅、長さ)で部屋に置けるだろうか、二人で寝るベッドはこのサイズ(幅)で狭くないのかな?などスペック一覧に記載されているベッドの大きさ・寸法を確認してベッドを決める方も多いと思います。ここでちょっと注意したいのが、ベッドの大きさや寸法はベッドのフレームとマットレスのものがあるということです。
特にベッドフレームはタイプによって大きなサイズ差が生じます。例えばヘッドボードのある、なしでは全長が大きく異なりますし、豪華な厚みのあるヘッドボードでは全長が長くなります。他にもステージタイプのフレームなら一般的なフレームと比較すると横幅が広くなるので、狭い部屋にベッドを置くときは、必ずベッドフレームの大きさ・寸法の確認をする必要があります。
ベッドのフレームはメーカーや形状で寸法が大きく変わってくるので、ここでは寝る人の体格や人数に影響する「マットレスの大きさ・寸法」を一覧でまとめてみたいと思います。
ベッドの大きさ・寸法一覧表
ベッドのマットレスはそれぞれ決まったサイズがありますが、メーカーやブランドで多少大きさが違います。ここではマットレスの最も多い基本サイズを一覧にまとめています。ベッドの大きさで悩んでいる方は参考にしてみてください。
ベッドのサイズ | 寸法(幅) | 寸法(長さ) |
---|---|---|
ショート丈 | 180cm | |
セミシングル(SS) | 80cm~85cm | 195cm |
シングル(S) | 97cm~100cm | 195cm |
セミダブル(SD) | 120cm | 195cm |
ダブル(D) | 140cm | 195cm |
クイーン(Q) | 160cm | 195cm |
キング(K) | 180cm | 195cm |
ロング丈 | 206cm |
寸法一覧表でも分るようにベッドでは幅が6サイズ、長さが3サイズあります。ショート丈とロング丈のベッドの長さが他とは違うことが分ると思います。狭い部屋や小柄な身長の人にはショート丈のベッド、長身の人にはロング丈のベッドがおすすめです。
[aside type="normal"]長さが違うベッドは、ショート丈(短い)、標準(中間)、ロングベッド(長い)の3タイプがあります。[/aside]
またベッドは基本6サイズで構成され、一般に広く知られているセミシングル、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングの6サイズでベッドの幅を選べるようになっています。
- ショート丈
- 長さ180cm
- 対応人数:1人
ショート丈のベッドは他のサイズとは違い、長さが違うベッドなので本来違うところでのサイズ比較をしたいところですが、165cm以下の小柄な一人暮らしの女性などに人気があり需要のあるサイズなのでここで比較対象としています。
寸法一覧表にもあるように、唯一長さが短いベッドは、日本の住宅事情、女性の平均身長に合ったベッドの一つです。
- セミシングル(SS)
- 幅80cm・長さ195cm
- 対応人数:1人
セミシングルサイズはベッドの中で最も幅が狭いベッドです。ワンルームなどの間取りが狭い部屋でよく選ばれる大きさのベッドで、スリムな一人暮らしの女性に人気です。また女性だけでなくスマートな男性にもおすすすめです。
狭い部屋では小さめのベッドがスペースを有効に使えると好評のセミシングル。他には夫婦やカップルさんがセミシングルを2台並べてツインベッドとして使われることもあるサイズです。
- シングル(S)
- 幅100cm・長さ195cm
- 対応人数:1人
シングルサイズは一人用のベッドとして誰もがお世話になってきたと言えるほどの定番サイズです。子供が自分の部屋を持った時に用意するのもこのサイズではないでしょうか。男性・女性関係なく多くの方が選ぶサイズです。一人暮らしのワンルームやアパート住まいでもよく選ばれる最も需要のあるサイズです。
また夫婦が別々のベッド、ツインで寝るときもシングルを2つ並べて置く場合にも使われるサイズ。
- セミダブル(SD)
- 幅120cm・長さ195cm
- 対応人数:1人
セミダブルサイズは、シングルでは幅が狭く感じる方や、一人でもゆったりと寝たい方が選ぶベッドです。シングルよりも幅が20cm大きいので一人暮らしでも部屋に余裕のある方におすすめです。
ワンルームでも置けるサイズで男性にも女性にもおすすめです。
- ダブル(D)
- 幅140cm・長さ195cm
- 対応人数:2人
ダブルサイズは二人用として、夫婦、新婚、同棲、カップルさんが最初に検討するサイズです。しかし二人で寝るには体が密着しすぎて寝苦しく感じることがあります。小柄な二人が短期間の生活で使うなら問題ないようですが、夫婦のように長期間で使う場合は、もうワンサイズ大きなベッドがおすすめです。
ダブルベッドはいつもくっついて寝るのが好きな夫婦や、同棲カップルのようにアツアツの二人が密着して一定期間過ごすのに適しています。また大柄な男性が一人で寝る場合にもおすすめです。
- クイーン(Q)
- 幅160cm・長さ195cm
- 対応人数:2人
クイーンサイズは二人がゆったりと気持ちよく寝れる大きさのベッドです。クイーン以上の大きなベッドではマットレスが2枚1組になったものがあります。夫婦がお互いの寝返りによる振動や、寝る時間やタイミングが違うことで、ベッドに入る時のマットレスの揺れでパートナーを起こしたくない夫婦やカップルにはおすすめです。
クイーンというととても大きなベッドというイメージがありますが、実はセミシングルを2台並べたサイズと同等の大きさです。二人用のベッドとしておすすめのサイズです。
- キング(K)
- 幅180cm・長さ195cm
- 対応人数:2~3人
キングサイズのベッドはシングルサイズのベッドを2台並べたサイズよりは少し幅が狭い大きさです。さすがにこのサイズを寝室に置くと大きいなと感じます。寝室のスペースに余裕があるならおすすめです。
[aside type="normal"] 一般的な高さのベッドでは大きく感じますが、ロースタイルのフロアベッドならキングサイズでもそれほど大きく感じません。[/aside]
夫婦がツイン、シングルを2台並べて使うよりは少し狭いので、キングサイズを考える方もそれなりにおられます。またこのように大きなサイズではベッドを置くだけで部屋が圧迫感でいっぱいになる傾向にあるので、大きいベッドではロータイプのフロアベッドが人気です。
また夫婦2人と子供1人の家族3人が一緒に寝る場合にもおすすめできる大きさです。
- ロング丈
- 長さ206cm
- 対応人数:ベッドの幅による
ロング丈のベッドは身長が180cm以上あるがベッドにゆったりと寝ることができる長いロングベッドです。普通のベッド195cmよりも11cm長い206cmです。
長身の人がベッドから足がはみだす、ヘッドボードに頭が当たる、身体を曲げて寝ている。これに当てはまる人におすすめのロングサイズのベッドです。
まとめ
ベッドの大きさ・寸法ではマットレスの大きさを一覧としてまとめましたが、マットレスの大きさは、使う人が心地よく寝るために確認する寸法です。マットレスの寸法とは別に、ベッドを部屋に置くときはベッドフレームの大きさ・寸法よく確認する必要があります。特にワンルームなどの狭い部屋ではベッドフレームの全長と横幅寸法を確認して、住む部屋に入るか部屋の実寸を確認するようにしてください。
ベッドは寝るためのマットレスの大きさ・寸法と、部屋に入れるための大きさ・寸法があることを理解しておいてください。また梱包は別でサイズ表記がしてありますので、通販でベッドを購入する場合はそちらも合わせて確認してから購入しましょう。