畳ベッドが気になっていませんか。日本の和室にある畳をベッドにしたようなもの。しかしそれなら畳に布団を敷いて寝ればいいのでは?と思う方もいるでしょう。
しかし、「畳」と「ベッド」は全く異なるもの。「和の畳」と「洋のベッド」を融合させた畳ベッドが気になる方へ、ここではメリット・デメリットと「畳ベッドが向いている方」について考えて行きたいと思います。
畳ベッドはこんなベッド
畳ベッドは、ベッドフレームの上に畳をはめ込んだベッドです。畳ベッドの多くは、ベッドのフレーム下に収納スペースを設けたものが多く、部屋の荷物をしまうこともできます。
「たたみ」には、天然と人工の2タイプがあり、「天然のい草」を使った香りが心地よい畳と、「樹脂と無機材料を配合」した人工で作られたものがあります。
天然のい草は畳本来の味わいがあり、寝転ぶとリラックスさせてくれる効果があり、樹脂で作られた人工のものは、見た目は畳ですが、天然い草のように独特の香りがなく、耐久性に優れ長持ちするメリットを持ちます。
メリット
畳ベッドには、普通のマットレス仕様のベッドにはないメリットがいくつかあります。ベッドでありながら、ヘッドボードを持たない畳ベッドなら「位置の高い和室」のようなイメージでも使うこともできます。
そんな畳ベッドのメリットはこの5つ
[box class="yellow_box" title="畳ベッド5つのメリット"]
- 今使っている布団で寝れる
- 高齢者、腰痛の方の寝起きが楽になる
- 和室にいる気分で寝れる
- 小上がり和室として使える
- 吸放湿効果がある
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それぞれ見ていきましょう。
今使っている布団で寝れる
ベッドが初めてで「柔らかいマットレス」の寝心地が苦手な方、馴染めない方でも「大丈夫!」畳と同じように布団を敷いて寝ることができるので、いつもの布団と寝心地が変わることがないのが畳ベッドの他とは違う点です。
今、使っている布団をそのまま使うっことができるのも嬉しいベッドです。
高齢者、腰痛の方の寝起きが楽になる
畳ベッドはマットレスを使わないため、床からの高さが腰かけるのにちょうどよい高さ(高さ調整ができるベッドもある)で、「腰かける⇒布団に滑り込む⇒寝る」が楽にできます。
この逆のパターンで寝起きも楽にできるので、身体が弱くなってきた高齢者の方、腰痛、膝痛を持っている方にもおすすめです。
和室にいる気分で寝れる
畳ベッドは和室だけでなく、洋室に置いても和空間の雰囲気を感じることができるで、和室が好きな方が手軽に「和室」で寝ているような気分と心地よい眠りを得ることができるベッドです。
小上がり和室として使える
ヘッドボードレスの畳ベッドなら、洋室でもこのベッドを置くと「和モダンなおしゃれな空間」としても使えます。リビング部屋の一角に設けた小上がり和室のよう。
[aside type="normal"]モダンな空間をコーディネイトした部屋にできるのが唯一このヘッドボードレスの畳ベッドです。ベッドと小上がり和室 、二通りの使い方ができるのが特徴。夜はベッド、昼間は腰かけて小上がり和室で会話を楽しむ。このような使い方ができるのは畳ベッドだけ。[/aside]
吸放湿効果がある
畳の持つ自然の力、吸放湿効果。これは、室内の湿度が高いと「湿気を畳が吸収」してくれ、逆に室内が乾燥状態になると「湿気を放出」する機能をもっています。
この吸放湿効果の力で部屋の湿度を一定に保つ効果が期待できるのです。
デメリット
畳ベッドは一般的なベッドとは違い「たたみ」を使っています。畳が好きな方には和と洋が融合した和モダンのベッドは申し分のないものですが、畳が持つ特有のものが「デメリット」と感じる方もいます。
そんなデメリットの対象となるものはこの3つ
[box class="yellow_box" title="畳ベッド3つのデメリット"]
- い草の臭い
- 湿気とカビ
- 畳なので硬い
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それぞれどのようなデメリットを感じるのか見ていきましょう。
い草の臭い
天然のい草が使われる畳、好きな人には心地よい「香り」ですが、苦手な方には不快な「臭い」に感じます。い草特有の臭いは徐々に少なくなっていきますが、鼻が敏感な人にはいつまでも臭うかも知れません。
和室で過ごすのと、畳ベッドで寝るのにも違いがあります。畳のある和室に座ってテレビを見ていても大丈夫だったのに、畳ベッドで寝ようとするとい草の臭いが気になって寝れない、そんなことも考えられます。
い草が臭いと感じる方にはおすすめのできないベッドです。
[aside type="normal"]い草の臭いが苦手な方に、「樹脂と無機材料を配合」した人工畳(美草)を使った畳ベッド【Komero】がおすすめ。い草特有の臭いもなく、ダニやカビの発生もしにくく、耐久性にも優れています。 [/aside]
湿気とカビ
畳ベッドは湿気に強いんじゃないの?と思った方もいると思います。その通りで「湿気に強い」畳ベッドですが、実は湿気の高い場所に長時間換気もせずに置いておくと「嫌なカビ」が生えることもあるのです。
湿気に注意して使う必要があります。
畳なので硬い
畳を組み込んだベッドなので普通のベッドのようにマットレスは使いません。マットレスの柔らかめの寝心地が好きな方、硬いのが苦手な方のには「全くおすすめすることができない」ベッドです。
硬いのを好まない方はマットレスが付いたベッドを選びましょう。
畳ベッドはこんな方におすすめ
畳ベッドをおすすめできる人。
- 和室が好き、
- 畳のい草の匂いが好き、
- 硬めの寝心地が好き。
この3つは外せません。どれか一つでも苦手なら畳ベッドは合わないということになります。3つ全てが好きな方なら迷わず畳ベッドを選んでも大丈夫でしょう。
畳ベッドなら、おしゃれな和モダンな空間も簡単にコーディネイトできるので、和室の部屋だけでなく洋室にもおすすめです。
まとめ
畳ベッドは、他のベッドとは全く違うということ、ベッドの基本は「洋」と「柔らかめの寝心地」。それと比較すると畳ベッドは「和」と「硬い寝心地」。全く別物の特殊なベッドです。
この特殊性が合わない人には、意味のないベッドということになります。
⇒おしゃれな和空間をベッドで楽しみたいなら畳ベッド